COACH

「練習の質を高めと量を増やすには……」浦和校スクールマスター・林徳秀コーチ=その3=

2020.01.08.WED

「集合しまーす」。

トレーニング中、林コーチが呼びかけると、ドリブルの練習をしていた子どもたちは、コートの真ん中に向かって走り出し、林コーチを取り囲みました。林コーチはプレーのポイントを説明しはじめます。

子どもたちは林コーチに目線を向け、説明に聞き入っていました。

「やってみよう」。

林コーチの一声で、練習にサッと戻っていきます。

とにかく、プレー以外の動きがはやい印象でした。「メリハリがある練習」とは、このことを言うのでしょう。

林 徳秀コーチ
子どもたち、集合とか、練習以外の動きもテキパキしていますね。
スクールの時間は(クラスによるが)だいたい60~80分です。限られた時間の中で、うまくなるために、たくさん練習できたほうがいいです。
集まったり、給水に行ったりする時間を短くした分だけ、練習時間は多くなります。だから、「はやく動いたほうがいいよね」と子どもに呼びかけています。そうすると練習量が増えますよね。
もちろん、水分補給や休憩は大切です。

「なんのために休むの?」との質問に「つぎにいいプレーをする準備のため」と答えを導きだせた子は、いつ集中すべきかがわかり、質の高い練習をすることができるでしょう。つまり「フロー」に入った状態で練習ができるのです。

フローとは?
簡単すぎず、難しすぎない課題に取り組み、時間を忘れ、没頭している状態。人生でもっとも満足できる経験をしているときのこと。

動機付けに関する理論として知られている。心理学者・ミハイ=チクセントミハイ氏が提唱した。下図のとおり、2本のななめのラインの間に入るよう自分の実力にあわせ目標を設定するとフローに入ることができる。

「集合をはやくしろ!」と押しつけはしません。強制され、動かされているという感覚は、過緊張状態です。フローには程遠くなってしまいます。その結果、練習の効果が下がるのではないでしょうか?
「思考が人の行動を支配する」と思っています。なにを、なぜやるのか? わかっているほうが集中できるでしょう。

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