【セミナーレポート】「クーバー流!子どものやる気を高めるコミュニケーション術」保護者向けセミナー開催!『いますぐできる!子どもをやる気にさせるための「フィードバック」!』を紹介!

2017.09.15
 幼児&小学生を対象としたサッカースクールを運営する株式会社クーバー・コーチング・ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:石橋 慎二)は、ジュニアサッカー(少年サッカー)に関わる方の情報サイト「ジュニアサッカーを応援しよう!」と共催で、2017年9月8日(金)に「クーバー流!子どものやる気を高めるコミュニケーション術」と題した保護者向けセミナーを開催致しました。

本セミナーでは、「子どものやる気を高めるためには、子どもの自信を育むこと」が重要とし、クーバー・コーチング・ジャパンのコーチたちが日ごろ実践するサッカー少年少女のやる気を高めるコミュニケーション方法や接し方、環境づくりについて、実際のスクール現場での実践していることを中心に来場した保護者33名に、クーバー・コーチング・ジャパン独自の指導者養成機関アカデミーのヘッドマスター中川英治がセミナーを開きました。

セミナーでは「某学校では、サッカーで技術を身に付けて自信を持った子が、その成功体験をもとに勉強の成績も良くなった事がある」と例を出し、自信を持たせることの重要性を説明しました。さらに、子どもの自信を育むには「フィードバック」が重要であると説明し、特に、“なぜ、できなかったか?”と過去の失敗原因を聞くような“WHY型“ではなく、”次、どうすればできるか”のような“HOW型“の未来型コミュニケーションが重要と具体的なフィードバックの方法も講義致しました。

クーバー・コーチング・ジャパンは、日本のサッカーの発展と成功に貢献できるよう今後も取り組んでまいります。

【参考情報】
クーバー・コーチング・ジャパンでは、「個人」のサッカー技術を最大限に伸ばすだけでなく、選手の“心”の育成も図っております。新学期を迎え、新たなことにチャレンジするお子様をお持ちの保護者様も多いことかと思われます。クーバー・コーチング・ジャパンが実際のスクールで行っている、子どもをやる気にさせるコーチング術をご紹介いたします。

子どものやる気を高めるには「フィードバック」の言葉がけが重要!
子どものやる気を高めるには、子どもの自信を育むことが重要です。
それには、「成功体験」を積ませることがポイントとなります。心理学の用語では「効果の法則」と言い、一度成功を収めると、同様の成功を期待して自主的に同じ行動を繰り返すことを示します。
例えば、小さな子供が、落ちていたゴミを拾ってゴミ箱に捨てたとします。それを見ていた大人が、「よく気づいたね。ありがとう、素晴らしいね。」と褒めたとき、子どもが喜びを感じたならば、またゴミが落ちている状況に出くわしたときに、子どもは自然ともう一度ゴミ箱に捨てようと考えるのではないかということです。
これは、サッカーの技術にも同じことが言えます。選手はいくつかの成功体験を積み重ねていくことで「はじめはできないことでも、頑張り続ければできるようになる」という正しい有能感を得ることができ、自尊心が芽生えます。
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★日常で使えるフィードバック方法①
ポジティブな働きかけや質問を!

「勉強しなさい」と指示しただけで指導した気になりがちです。
子供や選手に行動を求めたら、実行するプロセスを見て、評価、フィードバックをするべきです。何をどこまで勉強したのかまで把握しなくても「テストに勉強の成果が出て良かったね」や「親に言われなくても勉強をできるようになったね」と、取り組んだことや変化を認めて伝えてみましょう。
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また、日本人はどちらかというとマイナスな思考になりがちの人が多いと感じます。失敗をしてはいけないという考えの方が強いからだと思います。
例えば、日本では「この問題がわかる人は?」と聞くと、分かるのに手を挙げなかったり、自信がなくて下を向いたりする人が多いです。もしも間違ってしまったら恥ずかしいと、失敗した場合のことを考えているからです。それでも名指しで答えなければいけない状況を作ると、正解することが多いです。
一方、米国では「ハイ、ハイ!」と手を挙げる子が多いです。一見、日本より正答率が高いかなと思える現象ですが、そんなことはありません。米国の子どもは、成功するかどうかではなく、自分が考えた答えを発表したいという気持ちで手を挙げているので、回答した結果、間違えているということもあるのですが、彼らは次の質問でもまた手を挙げます。
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★日常で使えるフィードバック方法②
“WHY”から“HOW”&“WHAT”の未来型コミュニケーションへ!

ミスをしたら馬鹿にされる、怒られるという状況で「ミスを恐れるな」というのは無理です。
また、何かができなかったときも「なんで、そこでミスをするんだ」と指摘するのではなく、「次はどうやったらできるかな?」と声をかけ、失敗した後にどうすれば良いのかを教えることが重要です。それができれば、子どもたちは自然と失敗を恐れなくなり、ポジティブな思考になる可能性が高まります。
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■登壇者紹介 中川 英治(なかがわ えいじ) 氏

クーバー・コーチング・ジャパン独自の指導者養成機関アカデミーのヘッドマスター。クーバー・コーチング・サッカースクールのスクールマスターなど、育成年代の豊富な指導キャリアを持つ。
スクールコーチ時代は、数々のJリーガーや日本代表選手の育成にかかわってきた。現在は、アカデミーで指導者養成を行っているほか、ブラインドサッカー日本代表のコーチを務め、暁星中学校サッカー部でも指導する。JFA公認A級ジェネラルライセンス保持。
現在、雑誌「ジュニアサッカーを応援しよう!」(KANZEN)や「サッカークリニック」(ベースボールマガジン社)にて連載を担当。

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